
モルックのルール
※このページは、日本モルック協会(JMA)の「公式ルールガイドブック」を基に解説しています。
モルックの道具

モルック
投げる棒のことをモルックという。
下手投げで投げる。

スキットル
数字の書かれたピン。
モルックを投げてスキットルを倒す。

モルッカーリ
投げる位置を示す。
両脚の角度は45度に設定する。
初めてでもすぐにわかる
かんたん!基本ルール
1.
モルックを投げる位置を示すモルッカーリを置き、そこから3.5メートル先に、画像のようにスキットルを並べます。
これがゲームスタート時の並び方です。

2.
2チーム以上、または2人以上で対戦します。
まずは投げる順番を決め、順番にモルックを投げてスキットルを倒していきます。
投げる時にモルッカーリに触れたり、投げた後に踏み越えたりすると違反(フォルト)になり、その投擲は0点になります。

1本だけ倒れた場合
倒れたスキットルに書かれている数字が得点になります。
※図の場合:5点

複数本倒れた場合
倒れたスキットルの本数が得点になります。
※図の場合:3点

3.
スキットルは、倒れた場所にそのまま立て直します。
密集している場合は、モルッカーリに近いものから順番に立て直します。
そのため、ゲームが進むにつれてスキットルの位置がどんどん広がり、狙うのが難しくなっていきます。
いずれかのチーム(または人)が50点ピッタリになった時点で、そのセットは終了になります。

完全に倒れていない場合
スキットルが完全に地面についていない(重なっていたり、当たったのに立ってしまった)場合は、倒れたとみなされません。
※図の場合は[3]のみが倒れている→3点

50点を超えた場合
50点を超えてしまった場合、得点は25点に戻り、そのままゲームを続けます。
3回連続で倒せなかった場合
3回続けてスキットルを倒せなかった場合は、そのチーム(または人)は0点で失格となります。
他のチームがすべて0点になった場合
残ったチームの得点は自動的に50点となり、そのセットが終了します。
おすすめのプレイ方法
このままだと先攻が有利になってしまうため、表と裏で投げる順番を入れ替えてもう1セット行うなど、あらかじめルールを決めておくと公平です。
・セット先取方式
先攻・後攻を入れ替えて複数セット行い、設定したセット数(2セットまたは3セットなど)を先取したチームが勝ち。
・2セット合計方式
2セット行い、両セットの得点を合計して、合計得点が高いチームが勝ち。
大会に出るなら知っておきたい
競技ルール
モルックの大会に出場する際は、ここまでに紹介したルールに加えて、以下のルールも知っておく必要があります。
多くの大会では、セルフジャッジ制(対戦相手同士で審判を行う形式)が採用されています。
そのため、相手チームに違反(フォルト)があった場合は、自分たちが申告する必要があります。
申告はその場ですぐに行うことが必要です。
次の投擲が行われた後に申告しても無効となってしまいますのでご注意ください。
また、以下の違反(フォルト)が行われた際の投擲ミス(0点)も、3回連続ミスで失格の回数に含まれます。
①モルッカーリの踏み越え
投擲エリアは、モルッカーリの先端からまっすぐ後ろに向かって広がっており、後方には制限がありません。
投擲するプレイヤーはその範囲内から投げなければならず、
以下の行為をした場合は「モルッカーリの踏み越え」となり、その投擲は0点(投擲ミス)になります。
投擲エリア入場〜投擲中の違反
※投擲中とは、モルック棒が手を離れてから停止するまでのこと
- モルッカーリに触れる・動かす・踏み越える
(例外:車椅子など特別な場合で角度を正す場合は、事前申告または審判のみが修正可能) - モルッカーリの先の地面やサイドラインに体や靴が触れる

投擲後〜退場までの違反
- モルッカーリに触れる・動かす・踏み越える
- サイドライン側からの退場は大丈夫なので、投げた後は、一歩後ろに下がって横から退場するのがおすすめです。

エリアの出入りについて
事前に審判に申告(セルフジャッジの場合は対戦相手に許可を得る)すれば、投擲前に投擲エリアを出入りすることができます。
出入りはサイドライン側からのみ行ってください。モルッカーリを踏み越えての出入りは禁止です。
②プレイヤーの順番を間違えた場合
チーム内で自分の順番ではないプレイヤーが投げた場合は、その投擲は0点(投擲ミス)になります。
その後の順番は、「正しい順番で投げた」として続行します。※同じ人が2回続けて投げることもあります。
動いてしまったスキットルは元に戻さず、そのままの状態で続けます。
③チームの順番を間違えた場合
自分たちの番ではないチームが投げた場合、その投擲は無効となります。
ペナルティとして、次の投擲は0点(投擲ミス)となります。
ゲームは本来投げるはずだったチームから再開します。②と同様、動いてしまったスキットルは元に戻さず、そのままの状態で続けます。
④37点ルール
チームの得点が37点以上のときに、前述の違反(①、②、③)をすると、その投擲は0点となり、さらに得点が25点に戻ります。
④時間超過
投擲時間(制限時間)は大会運営によって定められます。
大会ごとにルールは異なりますが、IMO(国際モルック連盟)では60秒以内に投擲を行うと定められています。
投擲時間のカウントは、モルック棒が投擲位置に置かれた時点、または投擲者を含むチームに手渡された時点から始まります。
時間超過の回数はプレイヤーごとにカウントされ、1回目は警告、2回目は投擲ミス(0点)となります。
タイムアウトについて
各チームは、戦術の相談などのために、各セットにつき1回までタイムアウトを取ることができます。
タイムアウトは、その大会で定められた最長投擲時間の2倍の長さとなります。
(例:投擲時間が60秒の場合、タイムアウトは120秒まで)
⑤プレイヤーの不在
プレイヤーが何らかの理由で投擲できない場合は、大会で定められた投擲時間(基本は60秒)が経過するまで待ちます。
その間に投擲できなかった場合は、投擲ミス(0点)となります。
また、プレイヤー不在によるセット決着の具体的な流れは以下の通りです。
〔例:相手チームが時間切れを繰り返した場合〕
①相手が1分待っても投げられない ⇨【相手:1ミス目(0点)】
②自分たちのチームが通常通り投げる
③再び相手が1分待っても投げられない ⇨【相手:2ミス目(0点)】
④自分たちのチームが通常通り投げる
⑤さらに相手が1分待っても投げられない ⇨【相手:3ミス目(失格)】
結果: 相手の3ミスが成立した時点で、そのセットは自分たちの勝ちとなります。
⑥ドローショット
ドローショットは、試合の先攻・後攻を決めるときによく使われます。
それぞれのプレイヤーの前方3.5メートルの位置にスキットルを設置し、同時にモルックを投げます。
スキットルのより近くに投げられたプレイヤーが勝ちとなります。
ただし、スキットルを倒してしまった場合は負けとなります。
⑦モルックアウト
モルックアウトは、同点になった場合や、大会の予選・決勝トーナメントなどで必ず勝敗を決める必要がある場合に行われます。
成績が同じチーム同士の最終的な勝敗を決めるための特別な試合形式です。
・図のように手前から [6]、[4]、[12]、[10]、[8] の順にスキットルを並べます。
一番手前の [6]はモルッカーリから3.5メートルの位置に置き、
スキットル同士の間隔は モルック1本分の長さ にします。
・投げる順番と回数は、チームの人数によって異なります。
4人チーム:A → BB → AA → BB → A
3人チーム:A → BB → AA → B
2人チーム:A → BB → AA → BB → A
1人チーム(個人戦):A → BB → A
※A・Bはそれぞれのチームを示します。
・投げるたびに、スキットルは元の位置に戻します。
・得点の計算は通常のモルックと同じです。
チームの総得点で勝敗を決めます。
それでもチームの得点が同点の場合は、1対1のサドンデス勝負を行います。
例えば [12]1本だけを狙うような場面になり、正確なコントロールとスキルが求められます。


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